文章とはサービスであり自己表現ではない

文章を書く目的は様々ありますが、

それをビジネスで利用するのであれば、文章はサービスでなければなりません。

 

もちろん、セールスレターでもない限り、読者が直接あなたにお金を払うケースは少ないと思いますが、

ブログであれ、SNSであれ、アクセスを増やしたいと思うのであれば、サービスとして価値を提供する必要があります。

 

その文章には目的があるはずです。

「読者の悩みを解決したい。」

「楽しい時間を提供したい。」

「特定のコンテンツをオススメしたい。」

 

いずれにしても、あなたの記事を読んだ人が、なにかを感じ、行動してもらう。

それを意識して書かなければなりません。

 

大切なことは、記事を読む前と読んだ後で行動が変わることです。

 

そこで得た知識を試してもらう。

商品を購入してもらう。

笑ってくれる。そんな些細なことでも構いません。

大きい、小さい関わらず、変化を与えることが必要なのです。

 

そこに必要なのは、徹底的に読者の目線に立って、役に立つことであって、

筆者の自己満足ではいけません。

自分の文章に酔って気持ちよくなることではなく、

読者の背中を押すこと、勇気づけることが目的です。

 

その為には、内容を充実させることはもちろん、

細部に至るまで、読者を配慮しなければなりません。

どうすれば最後まで読んでもらえるか。

内容はわかりづらくないか。

不自然な表現をしていないか。

 

徹頭徹尾あいてを思いやって書く。

接客業であれば、目の前にお客さんがいるので、

自然におもてなしの心が湧いてきますが、文章ではそうはいきません。

自分で想像するしかないのです。

 

自分を一流のサービスマンだと思って文章を作ること。

あなたが、読者の行動に影響を与えるプロフェッショナルになったとき、

あなたの文章はサービスになります。

いきなり書きはじめようとしない

今回も文章の作り方の解説をやっていきたいと思います。

文章を作るうえで大切な事は、いきなり書き始めないこと。

 

思いのままに書き出したい気持ちをぐっと抑えて、

構成をしっかり作ってから書き始めましょう。

 

では、どのような手順で書き始めるのかというと、

まず、テーマを決めます。

これが一番大事なので絶対に覚えておきましょう。

 

テーマがなければ、文章全体でなにを伝えたいのかわからなくなってしまします。

 

テーマを決めずに書き始めるということは、行き先を決めずに電車に乗るようなものです。

これでは、どこに行くのか自分でもわかりません。

普通は、まず行き先を決めて、交通手段を考えてから、目的地に向かいますよね。

それと同じで、テーマを決めて、結論を決めてから、文章を書き始めます。

 

テーマが決まったら、

今度は素材を集めます。

自分の主張を補完するための根拠を集めます。

その際、大切な事は内容の良し悪しを判断しないことです。

「これは使えないんじゃないか」

「こんなことを書くのは恥ずかしい」

こういった疑念が浮かんでくると途端にアイディアがでなくなります。

このフェーズではアイディアをだすことを目的としています。

使う使わないの判断は後ですればいいのです。

 

とにかく、思いつく限りアイディアを書き出していきましょう。

また、書き出したアイディアをざっと見て、内容に偏りがないかチェックします。

主観的な意見が多ければ、客観的事実やデータ等を集めるなど、幅広い目線で素材を用意します。

 

思いつく限り書き出したと思ってもまだもう一歩です。

そこからさらに、2~3個しぼりだします。

 

筋トレでもそうですが、限界だと思ってからどれだけ踏ん張れるかが鍵になります。

限界を超えて頑張った分が自分の成長に繋がります。

苦しいかもしれませんが、ほんの少し頑張って絞り出す習慣を身につけましょう。

その習慣があなたを大きく成長させてくれます。

 

そうして、素材が集まったら、いよいよ構成を作ります。

テーマと照らし合わせながら、不要な素材を省いていきます。

ここで大事なのは、もったいないと思って必要ない素材を無理に使わないこと。

せっかく頑張って色々集めたので、使いたくなってしまう気持ちはわかりますが、

ここは引く作業です。

 

不要な情報が多くなれば、その分だけ内容がボケてきます。

理想は、贅肉のまったくないアスリートのような文章。

論理を補強する部分はしっかりと詰め込んで、そうではない余計な部分は可能な限り削ぎ落としましょう。

 

じつはこの削るという作業がとても重要になります。

もし、文字制限があるのであれば、まず、それよりも多い文字で文章をつくり、そこからなにを残して、なにを削るか。

ギリギリまで調整して文字数ぴったりに収めたほうが、内容の濃い文章になります。

 

テレビや映画も放送枠ギリギリの撮影時間ではありません。

それよりも何倍も多く撮影して、後で編集して放送時間にあわせています。

一見無駄のように思えるかもしれませんが、その無駄のなかに価値がかくれているのです。

逆に、足りない文字数の原稿を無理やり合わせたのでは、内容がスカスカになるのは簡単にイメージできますよね。

 

その逆をやるのです。

 

 

 

 

【簡単に】響く文章を書くための技術~

文章を書く上でターゲットを絞ることは非常に重要です。

ネットにアップする文章であれば、不特定多数の人の目に触れるので、大勢の人に向けて文章を書きたくなりますが、それでは、読んでくれた方に響くような文章は書けません。

 

それよりも、むしろ特定のひとりに向けて文章を書いたほうが響きます。

 

人間関係に例えてみると、広く浅い人間関係より、

たったひとりの親友のほうが大切ですよね。

 

それと同じで、たくさんの人に配慮しようと思うと、かえってサービスが行き届かないものなのです。

 

目の前にいるたった一人の相手。

その相手に向けて心を込めてメッセージを伝えましょう。

 

そのほうが相手をより具体的にイメージができるはずです。

なにに悩んで、どうすれば喜んでくれるのか。

 

どんな顔でこの文章を読んでいるのか、なるべくリアルにイメージしながら文章を書きましょう。

目の前にいる相手の顔が見えてきたら、自分が何を書いて、どのような表現をすればいいのか見えてくるはずです。

 

イメージする相手は、友人でも恋人でもお客さんでも何でも構いません。

ビジネスの場合はターゲットの年齢や環境などをイメージして書いた方がいいといわれていますが、

自分のテンションやモチベーションをあげてくれるイメージがいいと思います。

 

ぼくの場合は自分のファンをイメージしています。

そのファンが笑顔になるような文章を書けるよう心掛けています。

 

 

文章の構成について考える

文章の面白さを決めているものはなにか。

世の中には様々な文章があるが、面白いものもそうでないものも様々である。

その違いは一体どこにあるのか。

その答えをもとめて、今回は論理展開という観点から、文章を考えてみたいと思う。

思わず、先が読みたくなる文章とはなにか。

その答えは論理展開にあります。

 

 

 

事実はひとつでも解釈はたくさんある

あるテーマについて調べてるために何冊も本を読んでいると、同じような内容を目にすることがあります。

ニュースの記事もそうではないでしょうか。

なぜ、このようなことが起きるのかというと「同じ事実」をもとに、文章が書かれているから。

しかし、そのすべてが全く同じ内容になるかといえばそうではありません。

事実は同じでも、主張が異なるからです。

ある出来事に対して、賛成のひともいれば、反対のひともいる。

とる立場によって、内容は全くかわってきます。

ニュースの記事などは、事実はすべて同じです。

それを面白くするのもつまらなくするもの論理構造だと言えます。

 

映画を例えにしてみるとわかりやすいかもしれません。

ある「脱獄事件」を題材にした、映画があったとしましょう。

監督にとって撮りたいテーマがかわります。

 

脱獄犯にスポットをあてるのか、それとも看守にスポットあてるのか。

時系列ごとに話を展開するのか、それともクライマックスから描くのか。

 

そのような違いで同じ事実を題材にしても、内容は全く違うものになります。

 

もちろん、そのやり方に正解はありませんが、不正解はあると思います。

また、正解に近いものはあります。

 

 

「序論・本論・結論」

基本的にストーリーで考えるのであれば「起・承・転・結」と言われています。

では、ブログ等の文章ではどうでしょうか。

様々な理論がありますが、ここでは「序論・本論・結論」といたします。

 

序論で語るのは、客観的な状況説明。

これから本編でなにをかたるのか。

なぜ、それを語る必要があるのか、

世の中の動きはどうなっているかなど、客観的な立場から明らかにする。

 

本論で語るのは、それに対する自分の意見であり、仮設である。

ここでは客観性よりも、主観を軸に論を展開していく。

 

そして、結論では、再び客観的な視点に立って論をまとめていく。

展開されて自らの意見を動かしがたい事実として描くわけである。

 

まとめ

話の展開や、焦点をかえることで同じ事実でも、まったく違った内容になるということは、論理展開のやりかたを覚えれば、ありふれた出来事でも、面白い文章がつくりだせるということになります。

書くことがないとか、なにを書けばいいとかそんなことで悩む必要もなく、どんなことでも面白く描くことができれば、書くことで困ることはなくなります。

 

 

文章はリズムできまる

 

読みやすい文章と読みづらい文章の違いはどこにあるのか?

わかりやすい文章はスラスラと頭にはいってくるが、

そうでない文章は何回読んでもわからない。

 

単純に難しい言葉が多く使われている場合もあるが、

例え難しかったとしても、ひとつひとつの言葉の意味は理解できるし、

そこまでわからなくもないはず。

なぜそこまで理解できなくってしまうのかというと、

単純に、リズムが悪いからだ。

 

文章にはリズムが存在する。

読みやすい文章とは言い換えればリズムがいいということ。

つまり、文章のリズムを身に着ければ、わかりやすい文章が書けるということです。

 

 

①リズムのよい文章とわるい文章の違い

 

まず、リズムのわるい文章について考えてみましょう。

文章ひとつひとつの内容はわかるのに読みづらいと感じてしまう原因は、

文章の「つなげ方」や「展開の仕方」にあります。

 

これらがおかしいと、その主張は支離滅裂になり、リズムよく読めなくなります。

 

「営業とは誰かの悩みを解決することである。営業スキルを身に着けることで若者にもチャンスが訪れる。クライアントと企業を結び付ける懸け橋であるからだ。」

 

例えば、こんな文章があったとしよう。

とてもわかりづらいのではないでしょうか。

 

その理由、前後の文に繋がりがなく、論理関係も破綻しているから。

 

「営業とは誰かの悩みを解決することである。」

「営業スキルを身に着けることで若者にもチャンスが訪れる。」

「クライアントと企業を結び付ける懸け橋であるからだ。」

 

それぞれの文の主張は理解できるかもしれないが、

これでは、前後の文章の繋がりがまるでとれてない。

結論も他の文が、その主張を補強するものになっていない。

このような文章では、人はわかりずらいと感じてしまう。

 

では、リズムのいい文章とはどのようなものか。

それは論理の軸が定まっていて、うまく展開できている文章。

リズムとは論理展開によって決まってくるものなのです。

 

 

②リズムのカギは接続詞

 

どうすれば、支離滅裂の文章を書かずにすむのでしょうか?

 

それは、なるべく早い段階で、破綻に気づくこと。

そのためのキーワードが接続詞。

接続詞をもっと多用してみよう。

 

一般的には、接続詞を多用しないほうが分かりやすい文章になるといわれています。

確かに、省略しても問題ないのであれば、そのほうが読みやすくなります。

 

しかし、ここで言いたいことは、前後の文の繋がりが破綻していないかチェックするために接続詞を利用するということ。

 

もし、接続詞をいれてみて文章の繋がりに問題ないことが確認ができたら、省略しても構いません。

 

あくまで、文の構造が破綻していないかチェックするのが目的なのです。

 

 

③美しい文章より正しい文章

 

「詞」や「小説」を書くのであれば美しい文章を書くのも良いのかもしれませんが、基本的に文章を書く目的は「誰かに自分の意見を伝える」ためなのではないでしょうか。

 

もし、伝えることが目的なのであれば、わかりやすい表現を心がけましょう。

 

専門用語等はなるべく誰にでもわかる言葉に置き換える必要があります。

難しい言葉を上手に使いこなせば、頭が良いと思われると考えるかもしれませんが、もう一度目的を思い出してみて下さい。

 

自己満足のためなのか、相手に理解してもらうためなのか。

 

あなたが書いた文章には必ず読む人がいるはずです。

どうすれば読む人にとって心地良い文章になるのか。

そういったことを考えながら、文章を作らなければいけません。

読み手のことを考えなければただの独りよがりになってしまいます。

 

 

④断定すること

 

文章のリズムをつくるうえで、断定して、言い切ることも大切です。

断定のない、歯切れの悪い分では、良いリズムは作り出すことはできません。

もちろん、よく知らないことや理解していないことは言い切ることはできないので、文章を作る前の段階で、主張をよく理解して、しっかりと論理を固めなくてはなりません。

 

ひとは自分のわからないことは説明することはできません。

でも、好きなことの話であれば、いくらでも語ることができるはずです。

それは、好きなことであれば、普段から考え明確な答えをもっているからに他なりません。

 

わからないことを無理に断定しても意味がありません。

 

自分のなかにある明確な答え、信念を述べるとき自然と断定する口調になるのではないでしょうか。

 

自分の思いを誰かに伝えたいときの自信のある言葉。

 

そういったもので作られた文章は自然と良いリズムが生まれ、あなた独自のリズムが生まれることでしょう。

 

もちろん、リズムをつくるうえで、改行や句読点などの打ち方の技術も必要です。

しかし、それ以上にあなたのなかにある、伝えたいという思いが良い文章を作るのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ文章が書けないのか?上手く思いを伝えるための翻訳

書くことの悩みはつきない。

何を書いたらいいのかわからない。

もっといい文章が書きたい。

もっと面白い文章が書きたいなど、書き手によって様々な悩みがあると思う。

 

しかし、我々が文章を書く時に抱える悩みは次の2点に集約されるのではないだろうか?

①文章を書こうとすると固まってしまう

②自分の思いを上手く文章化することができない

 

書きたいことはあるのに、たくさんの思いが駆け巡って上手く表現することができない。

なにをどう書けばいいのかわからない。

あるいは、何とか文章を書きだしてみるが、出来上がった文章と自分の思いとのギャップを感じてる。

 

どうして我々は書くことが出来ないのか?

答えは簡単だ。

書こうとするから書けなくなるである。

 

私達の頭の中にはたくさんの思いが駆け巡っている。

まだ言葉になる前の漠然とした”感じ”。

この”感じ”である状態では、どう感じているのか、なにを思っているのか自分でもよくわかっていない状態である。

 

この思いをどうすれば上手くアウトプットすることが出来るのか?

答えは書くのではなく翻訳すること。

書けない人に足りないのは翻訳する意識であり、技術なのだ。

 

われわれはどうして思いを翻訳するのか?

それは伝えるためだ。

伝えたい相手がいるからだ。

誰かになにかを伝えたいという思いがあるからこそ翻訳するのだし、しなければならないのだ。

たとえ、自分が上手くできたと思っても相手に伝わらないのであれば、翻訳は失敗なのである。

 

我々は理解したから書くのではない。

理解できる頭があるものだけが書くことができるのだ。

書くという再構築とアウトプットを通じて自分なりの解を得ることが出来る。

順番を間違えてはいけない。

人は解を得るために書くのだし、解を得るために書くのだ。

わからないことがあったら書こう。自分の言葉に翻訳しよう。

そうすれば、きっと自分なりの解が見つかるはずだ。

つまり、書く力を身に着けることは、考える力を身に着けることだ。

書くということは思考のメソッドなのだ。

 

ではどうすれば翻訳できるようになるのだろうか?

それは聞いた話を自分の言葉で誰かに話すことだ。

これが翻訳の第一歩になる。

聞いた話を誰かに伝えるには正確に理解しなければならない。

曖昧な知識では伝えようがない。

理解してこそ他人に伝えることができる。

次に、再構成する。

なにを、どの順番で伝えれば相手が理解しやすいのかを考えなが話す。

聞いた話をそのまま話すのではなく、自分なりに必要な説明を加えたり、

不要な個所を省いて、より分かりやすく話をまとめていく。

最後に、自分なりの感想や発見を加えていく。

結論について自分はこう思うとか、

この知識はこんな使い方ができるとか、

自分なりの付加価値を付け加えることで、

ただの伝達から、ひとつの価値のある情報が生まれる。

 

そういった作業を続けることで、

少しづつではあるが自分で考える力が成長いていく。

結局この力がなければ、話を伝えることができないし、文章も上手に作ることができない。

現代は、ネットですぐに検索すれば答えを与えられる時代である。

便利である反面、私達の考える力はどんどん失われていく。

考えることは面倒くさいと思うかもしれないが、

アイディアは価値を生み、人生を豊かにする。

一度考える習慣が構築されれば、どんな問題も次々と解決できるし、

次第に考えることが楽しくなっていく。

思考停止状態から抜け出して、脳を柔らかくする。

思考できる状態にする。

それがいわゆる翻訳なのた。

 

 

 

文章の書き方を学んだのでまとめてみる②

作家と編集者

 

出版社には編集という役割のひとがいます。

 

一般的に作家は、作品をつくる際、

編集者とアイデアを話し合いながら、内容の方向性を決めていきます。

 

もちろん、ひとりの力でよい作品を生み出す実力のある作家もいると思いますが、

誰かと話しあうことで、アイデアはどんどん膨らんでいきますし、

今まで気がつかなかった新しい発見をすることもあるでしょう。

 

そして、出来た作品に対して、曖昧な表現や分かりづらい言い回しを指摘し、

作品の質を高めます。

 

料理で例えると、作家が食材で編集者が調味料のようなもので、

やはり、食材の良しあしで味はほとんど決まってしまいますが、

そこに丁度いい塩加減がくわわることで、その食材は何倍もおいしくなります。

やはり、よい作品をつくるうえでは、編集者の存在が不可欠だと言えるでしょう。

 

では、よい編集がつかなければ、味のある作品をつくれないのかといえばそうではありません。

自分自身で作家と編集のふたつの役割をこなせばよいのです。

 

まず、文章を書きはじめる前に全体の構成を紙やパソコンに書きだします。

全体の流れや、論理構造など一度整理してから書きはじめたほうが、その後の作業がはかどるからです。

 

そして、構成ができあがったら、編集者の視点で内容を見直します。

読みやすさや、矛盾のない構成になっているかなど、

なるべく先ほどとは違った観点で自分の作った構成を見直してください。

 

早く文章を書きはじめたいとは思いますが、ここは一度我慢をして、

じっくりと自問自答を繰り返しながら納得がいくまで試行錯誤しながら、

文章校正を練っていきます。

 

そうやって文章の命ともいえる枠組みができあがりましたら、

はじめて文章を書きだします。

書きはじめたら、とにかく一心不乱に書きまくりましょう。

文章がおかしいとか、表現が不適切だとかそんなことはいったん置いて、

自然にでてくる言葉で文章を最後まで書き上げます。

 

繰り返しになりますが、勢いにノッて文章を一度つくってしまうことが重要です。

 

最後まで文章を書き終えたら、ここからが自分の中の編集者の仕事です。

勢いでつくった文章を見直して、必要にない部分はできる限りそぎ落としていきます。

構成が骨格で、文章が体だとしたら、この作業は体の余分な脂肪をそぎ落としていくイメージです。

 

また、同時に文章の繋がりを見直して必要があれば、

順番をいれかえたり、補足の説明をくわえていきます。

 

つまり、無駄を徹底的に排除して、足らない部分を補うのが、この作業の目的です。

 

このような書き方をするようになってから、

文章がなかなか書き進められないということはなくなりました。

書きながら、細かいことを気にしていては、いつまでたっても文章は完成しません。

それを後で訂正すると考えるだけで、スムーズに文章が書けるようになります。